ブランク・未経験でもOK?老人ホームで必要な看護スキル

有料老人ホームで受け入れが可能な主な疾患

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有料老人ホームで受け入れ可能な疾患

脳疾患前頭側頭型認知症・ピック病・アルツハイマー型認知症・レビー小体型認知症・脳血管性認知症・脳梗塞・脳卒中・くも膜下出血
神経系うつ病・躁病・統合失調症・パーキンソン病
内科系・外科系がん・末期ガン・リウマチ・関節症・膠原病・糖尿病
整形外科系骨折・骨粗鬆症
循環器系心筋梗塞・心臓病・狭心症

前回の記事(「有料老人ホームと特別養護老人ホームの違いについて」)にも書いたように、介護付き有料老人ホームは、介護度や重症度の高い方が選べる施設があり、特別養護老人ホームと比べると選択肢の幅があります


他の介護施設では断られてしまっても受け入れが可能なケースがあり、各施設によって様々なサービスを展開しています。


介護度・重症度が高い方が多ければ、看護師の必要性や業務量も増えてきます。


その分、医療行為を行う機会が多いため、ブランクの防止やスキルアップにも繋がる職場とも言えますね(´∀`)


有料老人ホームでは、スタッフの大半が非常勤(バイトやパート)の看護師であるため、バイト看護師であっても、常勤ナースと同じ業務内容、同じ責任を求められます。


服装は、白衣ではなく介護士と同じような感じが多いです。


「バイトだから分かりません・・・。」は通用しない職場でもあるので、バイトであっても、事前に職場の看護・医療体制を確認する必要があります。


仕事内容もバイトや派遣だから簡単とか楽なんてことはほとんどありません。


看護師単発バイトでは、介護付き有料老人ホームの求人が多数を占めています。


看護師単発バイト求人に強いメディカルコンシェルジュも、単発バイト求人は主に介護付き有料老人ホームとなっています。


メディカルコンシェルジュは、職場の内部情報を詳しく教えてくれるので、看護・介護体制について確認すると、スムーズに仕事に入れますよ!


医療行為が少ない施設を選ぶこともできますし、医療行為や看護ケアが多い施設を選ぶこともできるので、ブランクが心配な方は医療行為や看護ケアが多い施設を、逆に未経験で不安が強い方は医療行為が少ない施設を選ぶと安心ですね(´∀`)


介護士との役割の違いを知っておくことも重要だと思います。


有料老人ホームで必要な主な看護ケア


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食事介助

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老人ホームはADLが低下し、日常生活に援助が必要な方が入居されているため食事の介助のニーズは高いです。


嚥下食・きざみ食・ミキサー食・とろみ食など、その方の状態に合わせての食事が提供されています。


嚥下の難しい方の食事介助は、看護師が入ることが多く、口を開けることが難しいケースではシリンジに食事を入れて口内に流し込むようなこともあります。


嚥下が難しい方は誤嚥の危険が高いので、一口一口の嚥下を確認しながら介助をします。


胃瘻・経鼻経管栄養


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老人ホームは、施設により入居の可否判定の基準が異なり、胃瘻・経鼻経管栄養の方は受け入れが難しい施設もあります。


医療ケアのニーズが高い方は入居できないケースが多いのですが、施設によっては胃瘻・経鼻経管栄養の方の受け入れをしているため、看護師は胃瘻のケアをする必要があります。


胃瘻の場合は挿入部の皮膚トラブルが起こりやすいため、経管栄養を繋げる時には皮膚の確認をします。


漏れがないかどうか、内服のフレッシュをする際に確認したり、グル音の確認などをします。


経鼻の場合は、時間と共に抜けてきてしまうことがあるので、経管を繋げる毎に気泡音の確認、胃液の逆流の有無を確認しましょう。


気管切開のケア


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脳梗塞後遺症などで気管切開をしている方もいます。


老人ホームの施設によっては気管切開の方は受け入れないこともあります。


気管切開の方は痰量がとても多く、唾液や痰で誤嚥してしまい誤嚥性肺炎となってしまったり、気道が閉塞され最悪の場合は亡くなってしまうこともあります。


気管切開の方は呼吸状態、バイタルサインのチェックに注意が必要です。


ペースメーカー


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心筋梗塞・狭心症・不整脈などでペースメーカーを装着している方もいます。


だいたいの施設でペースメーカーの方の受け入れは可能です。


老人ホームなどの介護施設では、心電図モニターや12誘導などの医療機器が充実していないため、ペースメーカーの機能確認を常時続けることは難しいため、目視での確認が基本です。


心音の確認、顔色、意識レベル、バイタルサインなどの観察をしながら異常の早期発見に務めます。


喘息患者の吸入


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喘息や気管支炎の方の受け入れが可能が施設が多く、日常的に吸入をしている方の援助が必要です。


ポータブルの吸入器を自分で使用できる方もいますし、吸入器の装着を手伝う必要のある方もいます。


吸入器には蒸留水のみを入れて吸入させる場合はドクターの指示は必要ありませんが、気管拡張材など薬品を使用する場合はドクターの指示通りに、時間指定や薬液の量などに注意して行います。


感染症対策


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感染症としては、疥癬・MRSA・肝炎・梅毒・結核・HIV・などがあり、施設によって受け入れの対応が異なります。


感染症がある方は受け入れが難しい施設が多く、治癒してからの受け入れとなる場合もありますし、経過観察のみで生活でき、医療ケアが必要ない方のみ受け入れる施設もあります。


酸素投与


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老人ホームには、酸素マスク・カニューラの両方の用意があります。


24時間、酸素投与が必要な方が多く、ADLが低い方が多いため、酸素マスク・カニューラのどちらも、しっかりと正しく装着することが難しいため、訪室を増やしたり、看護ステーションの近くの部屋に移動するなどの工夫が必要です。


また、自分でマスクやカニューラを装着することが難しいため、テープ固定の方法や、紐の長さなどの確認が必要です。


バイタルチェックの際には、Spo2のチェックを行い、必要な方にはモニターの装着をすることもあります。


吸引


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ADLの低い方、寝たきりの方の場合は吸引の必要があります。


痰量により吸引の回数や時間が変わりますが、体位によっても痰が多くなったり、出しにくくなったりすることがあるため、その方に合わせた看護が必要です。


胸水が溜まっていたり、肺炎や気管支炎がある方の場合は、患側を下にした体位とし、吸引の際には痰が貯留しているポイントを聴診器で確認してから吸引すると苦痛が少なくなります。


IVHの管理・輸液の管理


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老人ホームは、医療ケアが少ないイメージがありますが、最近では療養病棟に入院出来ずに流れてくる方が増えているので、医療ケアが必要な方も増えていると言われています。


本来なら医療機関にいるべき方が介護施設にいるというケースが今後も増えることが予想され、IVHや輸液の管理は必須になると思われます。


ADLが低い方、状態が悪化してきている方は食事摂取が難しかったり、誤嚥性肺炎を繰り返しており栄養補給や保水の目的で輸液が必要になることが多いです。


人工呼吸器


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人工呼吸器が必要な方は、受け入れが難しい施設が多いです。


24時間看護師が常駐している施設でなければ管理が難しいため、受け入れが必要な施設が限られます。


夜勤がある老人ホームは、看護師転職サイトに探してもらった方が良そうそうですね。


また、急変時には気道確保をして呼吸器装着までを行う一般病院とは違い、急変時も呼吸器装着までは行わず自然な形を取る介護施設が多いです。


人工透析


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病院併設の老人ホームの場合は、病院内の透析センターに通う場合もありますし、病院併設ではない場合は、地域の透析センターに通うことになります。


透析患者は食事管理・水分管理など、日常的に援助が必要なため、健康管理・観察が重要です。


透析を受けている高齢者は、急変の可能性が高いため、普段のバイタルや意識レベルを把握し、異常時は早期に対応できるような準備が必要です。


カテーテル・尿バルーン


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カテーテル・尿バルーンが必要な方の受け入れは可能な施設が多いです。


ADLが低い方が多いため、BT留置の方が多く、定期的な入れ替えが必要です。


高齢者は尿の混濁が強い方が多く詰まりやすかったり、BTを無意識に引っ張ってしまい傷をつけて出血して詰まったり、または抜いてしまったりという危険があります。


チューブの固定には注意し、固定水の量の確認や、ラウンドの際には尿の混濁の有無・出血の有無の確認をして、適宜ミルキングをしましょう。


このように、老人ホームで必要な主な医療ケアを上げてみても、基本的なものが大半です。


看護師の経験が浅い方や、ブランクの長い方でも十分に対応できるケアが多いです。


しかし、医療機関とは異なり、すべての物品が病院ほどに充実していないため、その施設でのやり方に沿って対応しなければなりません。


施設によってやり方が違うため、手技や手順などを事前に確認しておくと安心です。


単発バイトなどで職場に入ると、物品の場所さえ分からないという状態ですが、事前に職場と打ち合わせをする機会を作ってもらったり、以前にも単発バイトの看護師の実績がある場合は、記録が残っているので事前に確認することが出来ます。


メディカルコンシェルジュ(MCナースネット)は、単発バイトの看護師の実績が豊富なため、事前に医療ケアの手技や手順の確認や、職場との事前打ち合わせが可能なことが多く、安心ですよ(´∀`)

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